またたくように不連続で、互いに合図を送り合っては否定を繰り返す撞着語の夥しい群れが、ひたすら理不尽に、密集する虚空の中を反響し続ける。これが、1982年9月に発表されたフリクションのセカンド・アルバム『SKIN DEEP』の「新たなる戦慄」なのだ。
河添剛のライナーより。
Teenage Jesus & Jarksにも在籍したレック率いるポスト・パンク・バンド、Friction。無機質な反復ビートに混沌と緊張が入り込んだ『軋轢』に続く坂本龍一をプロデューサーに迎えたセカンド。現在在庫希少。
※ライナー付き、帯無し ジャケ経年劣化、盤面良好。